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滋ト協、オリジナルDVD第2弾作成 ドラマ仕立て8分間

団体

2016/08/01 0:00

 【滋賀】滋賀県トラック協会(田中亨会長)は、業界のPRと人材確保に向けたオリジナルDVDの第2弾を作成する。高校生を主人公にしたミニイメージドラマ仕立てで、トラックドライバー職の魅力ややりがいを紹介するもの。11月の物流出前講座で使用できるよう完成させる。7月21日に開いた理事会で、内容を確認した。(落合涼二)  タイトルは「走れ!風になって未来へ第2弾そして若者はトラックドライバーになる」。きつくて危険な仕事という古いイメージを払拭(ふっしょく)し、暮らしに欠かせない社会貢献度の高い仕事をPRするのが狙い。  プロローグからエピローグまで7部で構成する。将来について悩む主人公の生徒が教師との面談でドライバー職を教えてもらい、職場見学に参加。先輩と語らいながら、プロ意識や家族、人々の暮らしを支える職業、子供が生まれても安心な職場など、男女生徒がそれぞれの視点から良いイメージを持ち、最後に「よし、トラックドライバーになる!」と決意するまでを8分間にまとめた。  2014年に第1弾「走れ!風になって未来へ」を作成。目標を見いだせないでいた若者が運送会社に入社し、プロドライバーに成長するストーリーで、会員事業者の事務所を使ったり、理事が出演したりし、工夫を凝らした。無料動画サイトにアップし、広く世間にドライバー職の大切さを訴えた。  田中会長は「7月に高校に求人を出した会社が多数あると聞いている。17年春の入社につながればうれしい。我が社でも先生と生徒が職場見学に来ており、学校側もアクションを起こしている。物流出前講座の成果だと手応えを感じている。17年には複数の学校から声が掛かると思う」と述べた。  なお、7月13日に長浜北星高校(長浜市)の1年生(221人)を対象に行った物流出前講座後のアンケートでは、トラック輸送(物流)について、74人が「よく分かった」と回答。「分かった」も137人おり、95%以上が理解を示した。就きたい仕事を尋ねたところ、1人がトラックドライバーと記入。更に、「トラック輸送の仕事をしたいと思った」と、10人が答えた。  感想については、「楽しい仕事だと思う半面、危険と隣り合わせの仕事だと思った」「物流の9割をトラック輸送が占めていることに驚いた」「私たちの生活にとってどれだけ大切か分かった」といった意見が寄せられた。 【写真=11月の物流出前講座で使用できるよう完成させるため、7月21日の理事会で内容を確認】





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