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エーザイ物流(加藤栄一社長、神奈川県厚木市)は、ICタグを駆使した「医薬品チェック&トラッ
キングシステム」の高度化を推進していく。親会社のエーザイが年内をメドに、工場から出荷する
医療用医薬品の元梱包99%(百数十万ケース)にICタグを装着。エーザイ物流は2008年4月
から厚木センターで取り扱う向精神薬に限定してICタグを運用しているが、岡山県と札幌市の両
物流拠点を含めて全社的に運用を拡大する。エーザイグループでは理念に掲げる「hhc(ヒュー
マン・ヘルスケア)」の実現に向け、今後は院内物流を視野に個装箱やアンプル、バイアルへの
導入を目指していく。
1、2年先を「ICタグ元年」と位置付け、まずはケース製品への装着を促進する。併せて、来年
度内に医師も加わった研究組織を立ち上げ、患者の安全・安心を担保する施策を強化。有力卸
1社ないし2社との共同実験に着手し、ICタグを利用した事業モデルを完成させる。
医療現場の一部では点滴バッグにICタグを活用しているが、「現場の医薬品に採用している例
は、世界的にも恐らくないのでは」(成瀬登・取締役相談役)。ICタグが製品に与える影響調査や
作業テストは既に終了。普及に向けた障害はコストのみとみられ、医療過誤に起因するリスク対
策の一環として、医療機関への説明にも努めていく。
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