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速報
政治・行政

国交相、尿素水の前年比同量調達要請

金子恭之国土交通相は21日の国交省幹部会議で、中東情勢の長期化を踏まえた燃料・原材料の安定供給について、一刻も早い供給の偏りや流通の目詰まりの解消に取り組むよう指示した。

三菱ふそうトラック・バス(フランツィスカ・クスマノ社長兼CEO=最高経営責任者、川崎市中原区)は12日、名鉄NX運輸の江南支店(愛知県江南市)で、日本初のワイヤレス充電による電気トラックの実証実験を公開した。4~6月に実施し、ケーブルを使わないことによるドライバー負担の軽減効果や作業効率の向上を検証していく。(梅本誠治)
実証実験は、環境省の物流分野での脱炭素化に向けたワイヤレス充電事業の一環で、ダイヘン(蓑毛正一郎社長、大阪市淀川区)が開発した停車中ワイヤレス充電システムを活用する。
2025年からふそうと三菱総合研究所(籔田健二社長、東京都千代田区)で共同実験を進めており、今回の実用化に向けた動きには名鉄NX運輸が協力する。
電気2㌧トラック「eキャンター」の専用車両に受電コイルを装着。ワイヤレス充電システム内で発生させた電力を、車両を定位置に止めるだけで送電コイルからバッテリー充電できる技術を確かめる。
eキャンターは、日本初の量産小型電気トラックとして17年の販売開始から国内44都道府県に販路を拡大。バリエーションを増やしながら23年には世界展開を始め、累計3400台を販売してきた。
説明会で、ふそうの林春樹副社長は「名鉄NX運輸さんには、eキャンターの発売当初から、東京、名古屋、大阪などへの導入で実用化に協力をいただいている。その中で強く感じてきたことは、車両性能だけではなく、現場の運行にどう組み込むかの大切さ。エコシステムとして活用することがますます重要になる中で、これを機に多くのパートナーとの連携による実環境での実用性を検証していきたい」と述べた。
名鉄NX運輸では現在、グループを含めて全国で28台の電気トラックを運用し、3年前に立ち上げた江南支店には、当初から5台の電気トラックを日々の集配業務に利用してきた。今回新たに加わったワイヤレス充電車両1台は、江南支店を起点に片道10㌔圏内で運行。一日に配達を15~20件、集荷4、5件をこなして50~70㌔走行し、帰着後は定格5㌔ワットのワイヤレス充電を行って翌朝の業務に備える運用方法を想定している。
名鉄NX運輸の吉川拓雄社長は「江南支店は、太陽光発電などの施設や低炭素車両、電動リフトなどの省エネ設備の導入を順次進めてきた。今後はワイヤレス充電を日々の業務に活用し、安全性や利便性、ドライバー負担の軽減効果を収集・共有していくとともに、より一層、安全第一で荷主や地域に信頼されるサービスの提供に努めたい」と話した。

三栄運輸(山本幹起社長、三重県伊賀市)の倉庫では4月以降、イラン情勢の影響で石油由来の樹脂やフィルムの保管が急増する一方、出荷が止まる状況が続いている。山本社長は「倉庫事業者として保管が増えるのはありがたいが、荷物が回転しないと全く商売にならない」と頭を痛めている。
主力のトラック輸送に加え、伊賀市内2カ所で延べ床面積4万平方㍍の自社施設を活用して倉庫事業を展開している。本社倉庫では、牛乳パック、紙コップ、包装紙の材料となる大量のロール紙のほか、これらの紙製品の防水ラミネート加工に使用するポリエチレンなどの樹脂も保管している。
本社倉庫は天井高9㍍の1階にロール紙を積み上げ、2階ではフレキシブルコンテナ入りの樹脂や半導体関連のフィルムを預かっているが「荷主の要望で樹脂とフィルムの保管が増える一方だ。今後の品不足を想定した対策だと理解しているが、入庫するばかりで出荷が止まっている」と明かす。
その上で「これは極論だが、荷物が活発に動いてくれたら倉庫はタダでも構わない。しかし、動きが止まると物流ビジネスが成り立たなくなる。このまま保管だけが増えると倉庫の空きスペースがなくなり、動きがある他の荷物を預かれなくなる」と懸念する。
同社では、名古屋港などから海上コンテナで入荷したロール紙を倉庫で保管し、自社トラックで各地の工場に出荷している。今のところ、ロール紙そのものの入出庫にイラン情勢の影響は出ていないが、工場で作られている各種紙製品は、ラミネート加工を経ないと商品にならない。
現在、ナフサ(粗製ガソリン)から作られるシンナー不足が全国の塗料メーカーを直撃し、あらゆる工業製品の塗装作業が遅れているが、このような「流通の目詰まり」は紙製品のサプライチェーン(供給網)でも起こりつつある。
山本氏は「今期はわが社も新車トラック3台の導入を予定しているが、塗装ができず納車時期は未定と言われた。燃料価格高騰だけでなく、物流事業の隅々までイラン情勢の影響が出始めている。今後の先行きが全く見通せない」と話している。(星野誠)

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