青森県トラック協会(森山慶一会長)は9月25日、社会科の授業で物流を学ぶ六戸町立義務教育学校六戸学園の5年生112人を対象に社会科物流教室を開いた。上十三支部青年部会(新山良平部会長)の部会員らが中心となり、トラック輸送の役割や重要性、仕事の魅力を伝えた。
新山部会長が「トラックを好きになり、将来働く選択肢の一つにしてほしい」とあいさつ。
座学では、原田惇副部会長がトラック輸送の現状をクイズ形式で解説。続いて、食品輸送を題材に説明した。
地域で親しまれる太子食品工業(工藤裕平社長、三戸町)の製品を例に、配送センターでの仕分けや冷蔵車による品質保持などの取り組みを紹介。商品が手元に届くまでに多くの人とトラックが関わっていることを示し、「スーパーマーケットで商品を見たら、さまざまな旅を経て届いていると感じてほしい」と語った。
新山氏は野菜輸送について、ダイコンを挙げて解説。農家の手作業と機械化による集荷効率の違いをはじめ、フォークリフトでのパレット積み、冷凍車による鮮度保持の工夫などを説明し、「全ての工程にトラックが存在し、おいしく届ける工夫をしている」と強調した。「2024年問題」にも触れ、荷役時間の短縮によるドライバーの労働時間削減の取り組みを伝えた。
屋外授業では、児童が冷凍車の荷室温度を体感したほか、ダンプトラックやヒヤブ付き原木輸送車の実演を見学。重い丸太が次々と積み込まれる迫力ある作業に、児童からは歓声と拍手が上がった。
最後に、事前に募集した標語(応募107点)の表彰式をウイング車のステージで実施。最優秀賞に伊藤明莉さんの「はこの中 思いを運んで 笑顔へつなぐ」が輝き、優秀賞5点を含む入賞者6人に賞状と記念品が、全児童に鉛筆1ダースが、それぞれ贈られた。最優秀賞の標語は「のぼり旗」に印字され、10月9日の「トラックの日」から1カ月間、トラック協会や会員事業所107社の敷地などに掲げられる。(鈴木明香理)