国土交通省は31日、2024年5月6日に群馬県伊勢崎市で大型トラックが衝突し、乗用車の家族3人が死亡した死傷事故の分析結果を明らかにした。事業用自動車事故調査委員会の特別重要調査対象の報告書として公表した。
事故を起こしたトラックドライバーは、始業点呼時のアルコール検査で検出されないよう点呼後に飲酒。この影響で感情がコントロールできず、急に前方に割り込んだ車両に憤慨し、事故発生地点の交差点を右折する別の車両を割り込んだものと誤認して時速90㌔を超える高速でハンドル操作した。これにより、車両の制御を失い、中央分離帯に接触。また、帰庫後にアルコールが検出されないよう長い休憩時間を取っていた。
さらに「所属のトラック運送事業者は安全優先・法令順守の姿勢を社内全体に示せず、指導監督も適正に行われなかった」と指摘。飲酒運転をさせない企業風土の構築、正確な情報の理解などを求めた。(田中信也)