2008年8月に首都高速道路でタンクローリーが横転、炎上した事故を巡り、首都高速道路(宮田年耕社長、東京都千代田区)が復旧費用など損害賠償を求めていた裁判で東京地裁(青木晋裁判長)は14日、多胡運輸(群馬県高崎市)と運転者に32億8900万円の支払いを命じた。荷主(出光興産)と元請運送会社(ホクブトランスポート)の責任は問わなかった。この事故では、多胡運輸が加入していた関東交通共済協同組合(千原武美理事長)15年6月、11億8千万円を日本高速道路保有・債務返済機構(勢山広直理事長)に支払っており、トラック業界では過去に例の無い高額補償事案となった。(北原秀紀)