物流企業トップ「年頭あいさつ」、AI活用・DX推進

物流企業
401 年頭あいさつ
401 年頭あいさつ

「歩みを止めず、力強く前進し、飛躍する一年にしよう」と斉藤三菱倉庫社長 三菱倉庫の斉藤秀親社長は、次期中期経営計画を策定し、事業環境の変化に対応するために挑戦していくことに言及。 その上で「人材をはじめとするグループのポテンシャルを最大限に発揮し、変革と成長への取り組みを進める。

「歩みを止めず、力強く前進し、飛躍する一年にしよう」と斉藤三菱倉庫社長 三菱倉庫の斉藤秀親社長は、次期中期経営計画を策定し、事業環境の変化に対応するために挑戦していくことに言及。 その上で「人材をはじめとするグループのポテンシャルを最大限に発揮し、変革と成長への取り組みを進める。

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午(うま)年は前進する、飛躍する年と言われている。 私たちも、歩みを止めず、力強く前進し、飛躍する1年にしよう」と話した。 AIへの注目度も高まっている。 三井倉庫ホールディングスの古賀博文社長は「加速するAIの発展や労働力不足など、我々を取り巻く環境は、これまで以上に変化が生じることが予想される。

皆さんに意識していただきたいことは、社会の重要なインフラである『物流』を軸に、総合力で新たな価値創造に挑み成長していくことが経営方針であり、パーパス(存在意義)を体現することだ」と述べた。 センコーグループホールディングスの福田泰久社長も「AIを使いこなし、高度な判断や創造的思考を担う人材、熟練技術で現場を支える人材、人と人との信頼関係を築くコミュニケーション力を持つ人材など、『人間にしかできない力』が求められる」とした。 併せて、創業110年、設立80周年を迎えることで、「この節目を新たなスタートと捉え、変化を恐れず挑戦し、次の時代に向けた確かな一歩を踏み出そう」と語り掛けた。 DXに注力する発言も上がった。

三菱ケミカル物流(東京都港区)の相川幹治社長は「社員一人ひとりが変革の担い手となり、現場力とデジタル力を融合させることで、物流危機を乗り越え、未来に向けた成長を実現しよう」とした。 トナミホールディングス(富山県高岡市)の髙田和夫社長は「26年の経済活動は、物価上昇のピークを過ぎ、インフレが収束されつつあるとの観測もあり、実質賃金が改善することで個人消費の回復が期待されている」と指摘。 その上で、「相手の望みを理解し、自分が何をすれば相手を高められるのかを常に考えながら、当社に大きな成長をもたらす1年となるよう、全員が一丸となって取り組んでいくことを期待する」と強調した。 日本貨物鉄道(JR貨物)の犬飼新・社長は「世界一安全な貨物鉄道会社、不動産のポテンシャルを生かし、鉄道を基軸とした日本でオンリーワンの総合物流企業グループへの成長を目指して、皆さんの力を結集していこう」と発言。

鈴与(静岡市清水区)の鈴木健一郎社長も「賃上げやウェルビーイングの取り組みについて、歩みを止めずに進めよう」とした。 郵船ロジスティクス(東京都港区)の原秀則社長は「変化を恐れず、自由闊(かっ)達(たつ)に意見を出し合いながら、次の成長へ共に歩んでいこう」と述べた。 2025年は米トランプ政権の関税政策や企業のシステム障害、前年に引き続き「2024年問題」での人手不足をはじめとする物流危機など、企業活動に大きな影響を与える出来事があった。 多くの企業が仕事始めを迎えた5日、物流企業のトップが社員に向けて行った年頭あいさつでは、AI(人工知能)活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく意向が示された。 (加藤紀之介)