昨年12月23日に長年ゴルフ界をけん引し、ジャンボの愛称で人気のあった尾崎将司氏が78歳で亡くなられた。日本ゴルフツアー(JGTO)での94勝を含め優勝回数は113回と世界プロツアー最多記録を達成した。この4月には日本ゴルフ殿堂に選ばれた。
青木功氏、中嶋常幸氏という好敵手と優勝争いを何度も戦い、観衆を魅了。自由奔放な言動や独特の服装なども常に話題の中心であった。
単に勝利するのではなく、豪快なドライバーショットに加え、小技もうまく、ここぞという時にはチップインバーディーやバンカーから直接ホールインする場面も多くあり記憶に残る活躍だった。
尾崎健夫氏や尾崎直道氏ら兄弟を含め、飯合肇氏など後輩らとジャンボ軍団を結成し、合同自主トレを開催。多くのプロが参加した。健夫氏のジェット、直道氏のジョー、飯合氏のコングとニックネームで親しまれ、男子プロの全盛期を彩った。
引退後は若手選手の育成に熱心に取り組み、特に女子プロゴルファーの原英莉花氏や、最近活躍著しい佐久間朱莉氏、米国で活躍する笹生優花氏など多くの選手を育成されてきた。
尾崎氏や中嶋氏、倉本昌弘氏などの活躍後、男子プロゴルフ界の衰退は著しく、ツアー回数も激減している。
一方で女子プロゴルフ界は隆盛で、今や日本国内だけでなく米国ツアーでも日本選手が大活躍している。往年の活躍を見て育った世代として、男子プロゴルフ界が再度人気を取り戻す日を心待ちにしている。