【ちょっといっぷく】フリーライター 橋本 愛喜氏、各業界の「架け橋」に

このいっぷくで何度か書籍の進ちょくをネタにしたが、ゴールが見える気配がない。それどころか、編集部と相談した結果、1冊の内容を3冊に分解することになった。
 情報は足が早い上、出版しないと当然印税も入らない。コンスタントに刊行している人のすごさを痛感する。
 「短期集中型」な性格のため、長期戦になると途端に「給水所探し」しかしなくなるが、それも自分がこだわりたいとした結果。本屋に平積みされた3冊をイメージしながら、今日もコワーキングスペースの机にかじりついている。
 そんな執筆活動も、しんどいばかりでもない。3冊のうちの2冊は、建設や製造など、あらゆるブルーカラーの現場についても記しているのだが(だから調べものが膨大で時間がかかる)、知らない世界を知る喜びは大きい。
 なかでも「知っていたこと」と「知っていたこと」が「知らなかったこと」でジョイントされた時の快感は、筆舌に尽くしがたい。業界をまたいで書くと、頻繁に起こる。
 運送業界と特に親和性が高いのが土木業と製造業。土木従事者が作った道路を、メーカーの製品を積んだトラックが走るわけだ。高度経済成長期、道路整備ラッシュによって一気に物流・経済が発展した話、26倍も国土の広いアメリカより11万本も橋が多い日本の地形の話。調べ出したら止まらない。
 幅を広げて論じていると、仕事も業界を越えてやってくる。先日は建設関連の団体とトラック販売関連の団体で講演。今後は私自身が「架け橋」となり、各業界について伝え歩いていきたい。