昭和の時代は紫外線をたくさん浴びることが、令和では浴びないことがそれぞれ勧められている。
結核に有効な薬がなかった時代、紫外線が持つ殺菌と免疫を高める作用で対応した。太陽の光を積極的に浴びる日光療法が当時の結核に立ち向かうための最大の武器だった。もう一つ「くる病」という骨が軟化してしまう病気があった。紫外線はこの二つの病気の対策に効果的な栄養素を作ると推奨された。紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを作る。ビタミンDは骨を丈夫にする働きや免疫力を上げる働きがある。
昭和では日光浴を30分程度行うことが必要とされたが、令和では夏であれば5分程度で良いとされている。近年夏の気温が大変上がっているが、紫外線も強くなっている。その原因は全国的に空気が奇麗になったからだ。
昭和の高度経済成長期には、東京の空は工場の煙でよどんで深刻な大気汚染の問題があった。1968年の大気汚染防止法、2000年ごろにはディーゼル車規制を実施したことなど、長年にわたる環境対策で空気が大きく改善され、令和の今は空が澄み切って、紫外線が滞ることがなくなった分だけ強くなっているのだ。
さて、暑い日が続く中、アイドリングストップは燃料削減や環境面で重要だが、ドライバーの体調悪化や熱中症は安全運行に直結する問題だ。
真夏の長時間待機では、単に「アイドリングを止める」だけでなく、代わりの冷房手段や、こまめな水分補給・休憩場所の確保とセットで対策が不可欠である。