8月13日、千葉県が豪雨に襲われた。亡くなられた方々、被害を受けられた方々に、心よりお悔やみ、お見舞いを申し上げたい。
成田空港の航空機の運航にはほとんど影響がなかったが、県中央部で発生した線状降水帯の影響により、JRと京成電鉄は運休、高速道路は夕方から通行止めとなり、7千人以上のお客さまが空港内で一夜を明かすこととなった。
空港会社の社員100人以上が夜を徹して、非常用に備蓄している水、クッキー、寝袋の配布や、情報の提供、鉄道会社との調整などに当たった。幸い、京成が翌朝から運行を再開し、高速道路も午前中に復旧したため、空港内の混雑は14日の午後にはほぼ解消し、お盆休み明けの帰国ラッシュに滞りなく対応することができた。
空港会社は、千葉港から成田空港までジェット燃料を輸送するパイプライン施設を保有し、運用している。今回は、途中の中継施設において浸水が1・5㍍に達し、職員がボートで救助される事態となった。水は施設の防水壁を超え、パイプラインの運用にも影響が出たが、 空港における燃料の備蓄があり、事なきを得た。
成田空港は都心から60㌔、千葉港から50㌔離れた内陸の空港だ。その機能を果たすためには、交通アクセスや油送管がまさに命綱であることを痛感した。大雨や地震による被害を最小限にとどめ、基幹交通インフラの機能を維持するために、今回の経験を生かしつつ、災害時の事業継続のための対策を積み重ねていかなくてはならない。