【ちょっといっぷく】東京都トラック協会会長 水野功氏、「温暖化」と異常気象

今年の夏も、日本のみならず世界各地で異常な暑さや豪雨など、深刻な異常気象が相次いでいる。
 フランスでは6月中旬から熱波が続き、セ氏38度を超える日が続いた地域もあり、死者や山火事、鉄道の遅延など、社会生活にも大きな影響が及んだ。ドイツでも40度を超える暑さが観測され、欧州全体が厳しい暑さに見舞われている。
 日本でも、千葉県や埼玉県などで記録的な短時間豪雨が発生し、死者や浸水被害に加え、多数の車両が道路上に取り残される事態となった。
 一方、西日本では雨不足による渇水や取水制限が続くなど、地域によって「大雨」「水不足」という極端な現象が同時に起こっている。
 どこかの国の大統領は温暖化を頑なに否定しているが、こうした現実を目の当たりにすると、地球温暖化はもはや遠い将来の問題ではなく、私たちの暮らしや生命を直接脅かす問題であると痛感している。世界人口も1950年の25億人から2022年には80億人を超え、今後さらに増加すると予測されている。地球の許容力を超えつつあるのではないかという強い危機感を抱いている。
 温暖化対策に懐疑的な意見もあるが、現実から目を背けてはならないし、省エネルギーや再生可能エネルギーの活用など、個人にできることも決して小さくないと思う。
 企業や国際社会も責任を共有し、温室効果ガスの削減と災害への備えに全力で取り組むことが、喫緊の課題であり次の世代への責務だと思っている。